TORO RINATO PARTE FORTISSIMO トリノ復活


◆Torino 1-0 Albinoleffe (Serie B 3^ giornata)
昨シーズン、プレーオフでセリエA昇格を決めながら、オーナーのフランコ・チミネッリ(ユヴェンティーノです)が、資金繰りに行き詰まった末に偽の債務保証をつかまされて破産・消滅したトリノ・カルチョ。地元トリノ市の後押しもあって、すぐに新運営会社トリノ・フットボール・クラブが設立されてセリエBから再スタート、のはずだったのですが、その新運営会社の経営権をめぐってわけのわからない泥仕合が2週間に渡って展開され(その顛末は一度どこかできちんと整理したいと思っています)、本格的なチーム作りが始まったのは9月に入ってから。
すでにセリエBは開幕しており、本来ならば移籍期限も終了しているはずなのですが、急遽A昇格が決まったトレヴィーゾ、アスコリと同様、9月9日まで選手獲得と新規登録を認めてもらった上に、最初の2試合を順延にしてもらうという特別措置を受けました。
新オーナーのウルバーノ・カイロは、ミラノで広告代理業、雑誌の編集・出版などメディア関連ビジネスを手広く営み、かのメディア王シルヴィオ・ベルルスコーニの戦略コンサルタントも務める48歳の敏腕実業家。出身はぼくの地元アレッサンドリアで、一時はわがアレッサンドリアやジェノアの買収に名前が挙がったこともありましたが、本人はかなり重症のトリニスタで、以前からトリノ買収のチャンスを窺っていたようです。
とはいえ、負債がいくらあるかわからないクラブを愛情だけで引き受けるほどのお人好しではないことも確か。フロレンティア・ヴィオラを買ったデッラ・ヴァッレと同じように、クラブが破産するのを待って新運営会社の経営権取得に名乗りを挙げたというわけです。
トリノの経営権は、ルチャーノ・モッジがDSを務めていた90年代初頭以来、長年にわたって非トリニスタ(ここ4年はあろうことかユヴェンティーノ)の手にあったのですが、カイロの登場によってやっと「トリニスタによるトリノを」というサポーターの宿願が果たされたことになります。
カイロが経営権取得の意志を表明してからそれが決まるまでの10日間にわたるすったもんだは、ラツィオのオーナーであるクラウディオ・ロティートの後押しを受けた人物が横槍を入れたことが直接の原因だったのですが、ロティートがモッジ(とGEAとユーヴェ)の勢力圏にあることは周知の事実、といえばピンと来る人にはピンと来るでしょう。ここではこれ以上の説明はしませんが……。
今日はその新生トリノのデビュー戦。ホームのデッレ・アルピには、セリエBだというのに4万人ものトリニスタが集まって復活を祝いました。普段のユーヴェがせいぜい2万人かそこらしか集められないことを考えても、トリネーゼの間でどちらのクラブがより支持されているかがわかろうというものです。
ジャンニ・デ・ビアージ監督率いるチームは、前線にムッツィ(←ラツィオ)、ステッローネ(←ジェノア)、ファンティーニ(←フィオレンティーナ)、GKにタイービ(←アタランタ)など、それなりのメンバーが揃った布陣。とはいえ、選手獲得の出遅れもあって、昇格を狙うにはまったく不十分なメンバーです。しかし今はそんなことよりも、未来に向けた確かな一歩を切ることが大事。B残留が目標のアルビノレッフェ相手に挙げた1-0の勝利は、それにふさわしい門出だったといえるでしょう。決勝ゴールを決めたのは、下のエントリーでも登場したex Grigiのエンリコ・ファンティーニ。ユーヴェのプリマヴェーラ育ちなんですが、このゴールでサポーターもきっと大目に見てくれるでしょう。

◆セリエA第2節(anticipi)の結果
Milan 3-1 Siena
Palermo 3-2 Inter

インテルがやってくれました。デル・ネーリの4-4-2にサイドを崩されまくって後半途中まで0-3の完敗。ミランは順当勝ち。リーノ・ガットゥーゾは本格的にレギュラー落ちか。■

Posted: 日 - 9月 11, 2005 at 01:40 午前        


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