SERIE A 5^ GIORNATA (anticipi)
セリエA第5節(その1)
順位表はこちら
。◆Cagliari 2-1
Bresciaカラッチョロ、スクッリ、デル・ネーロという元U-21代表トリオを生かすべく、3-4-2-1という戦術プロジェクトを構想して「バッジョのいない最初のシーズン」に臨んだブレシアのデ・ビアージ監督。しかし、その3人のうち2人をオリンピックに取られて、十分に組織のメカニズムを練り上げることができなかったこともあり、チームがうまく機能せず開幕から3連敗。前節からはオーソドックスな4-4-2に切り替えて立て直しを図っています。今日は、チームを支えるべきアダーニ、アルメイダの両ベテランが故障欠場したのが響きました。一方のカリアリは、右にエスポージト、左にゾーラというテクニカルなセコンダプンタを配し、中央のランジェッラがやや下り目に位置するという、ちょっと不思議な4-3-3。前線が小型ということもあり、サイドをうまく使ってグラウンダーのパスで攻撃を組み立てます。やはりゾーラにボールが収まると展開にアクセントがつく印象。試合は、カリアリがPKで先制し、ブレシアがCKからカラッチョロが頭で決めて追いつく(セットプレー以外にあまり得点が入りそうな雰囲気はなし)という展開でしたが、最後はゾーラの正確なアシストをエリア内に走り込んだランジェッラが決めて2-1。内容から言ってもまずまず順当な結果でした。終了間際のつまらない諍いでエスポージトが退場になった(リッピ代表監督のスタッフが見に来ていたので過緊張したという節あり)のは、カリアリにとって大きな誤算ですが。◆Chievo
2-1
Lecce甦った伝説のゼーマンサッカー(その解説は木曜発売の某WSD誌を待て)も今日はやや切れ味を欠いて、レッチェ初黒星。キエーヴォはDFラインをほとんど常にペナルティエリアから10m以内の高さに保ち、その前を固める両ボランチ(ブリーギ、バローニオ)の間隔を狭く保って、レッチェの司令塔レデズマから前線への縦パスを封じ込めてしまいました。攻撃は前線のツインタワーに放り込みそのセカンドボールにセミオーリが走り込んで絡むというシンプルな展開が中心。しかしその放り込みがバローニオの仕事となると、大雑把という形容詞はまったく当てはまらなくなります。水曜日のチャンピオンズ・リーグでミランと戦ったセルティック(特に後半)もそうでしたが、放り込みというのは、それが正確でかつ前線で競るFWがそれなりに強力であれば、最短距離でゴールに迫る最も効果的な攻撃になり得るもの。といいつつ、キエーヴォの先制点はバローニオのFK、2点目はエリア内の混戦をティリボッキが押し込んだものだったりしたわけですが、まあそれはそれ。一方のレッチェは、キエーヴォが自陣内でコンパクトな陣形を保ち、アグレッシブにプレスをかけ続けたこともあり、組み立てを寸断されてリズムが作れませんでした。18歳ボジノフくんも今日はコンディションがいまいちだったようで、いつものダイナミズムは見られず途中交代。しかし、その代わりに出て来たヴチニッチも、実はかなりのタレントです。昨シーズンは故障で大半を棒に振ってしまいましたが、高い、速い、上手いの三拍子そろった21歳。同い年のコナン(今日は観客席)ともども今は控えとはいえ、新しモノ好きの皆さんは要チェックです。平均年齢24歳、オーバー30がゼロという思い切ったストラテジーで独自の道を行くレッチェについては、一度どこかできっちりレポートしたいと思っています。ここ2シーズン連続でプリマヴェーラのスクデットを獲得するなど、育成に関してもいまやアタランタ、ローマと並んでイタリア最高レベル。■
Posted: 日 - 10月 3, 2004 at 12:50 午前