SERIE A 27^ GIORNATA セリエA第27節(結果とコメント)


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◆Atalanta 1-2 Milan
ミランは、またロスタイムにゴールを決めての勝利。これだけしょっちゅう同じことが起きるということは、偶然ではない何かがかかわっていると考えざるを得ません。何なのかはわかりませんが。決勝ゴールを呼んだのは、久々に出場したピッポ・インザーギのヘディングシュート。シュート自体はGKに弾かれたものの、そのこぼれ球をピルロが押し込んでの得点でした。
ここ数ヶ月、取材で何度かミラネッロに行った時に見かけたインザーギは、いつも暗い顔をしていました。挨拶しても半分上の空。昨シーズン以来悩まされてきた足首の故障がやっと完治したと思ったら、復帰初戦で今度は手首を痛め、また1ヶ月のストップ。これだけ長い間ピッチから離れていたのは、彼のキャリアでも初めてのことだったはずです。このアタランタ戦は、まだケガが完治していないにもかかわらず、ドクターに無理を言ってメンバーに入れてもらったそうですが、あの性格からしてそういう気持ちになるというのはよくわかります。試合後、珍しくほとんど涙目になってインタビューに答える姿は、ちょっと胸を打つものがありました。

◆Roma 1-2 Juventus
ローマは、審判の判定がユーヴェ寄りだったことに気付いた時点ですぐにナーヴァスになってしまい、抗議とラフプレーを繰り返して自滅したという印象です。今週はミッドウィークの試合がなかったせいで、マスコミがこの因縁対決(カペッロvsトッティ、権力vs反権力その他)を煽る時間もたっぷりとあり、試合が始まる前にすでに、ローマを取り巻く空気は破裂寸前まで緊張しきっていました。この日笛を吹いたラカルブート主審は、もともと「強きを助け弱気を挫く」傾向が強く、ビッグクラブに好かれている一方で、中小クラブからは嫌がられている審判です。この日も、あとでリプレイを見返してみると、ユーヴェの1点目はシュートを決めたカンナヴァーロがオフサイド、2点目のPKを呼んだカモラネージに対するデラスのファウルは起点がエリア外、しかもカモラネージにパスを出したイブラヒモヴィッチがオフサイドだったなど、ミスはかなりの一方通行。とはいえ、そういうことにいちいち腹を立てて自分を失っている限り、ユーヴェには絶対勝てないことも事実です。

◆Fiorentina 2-1 Reggina
フィオレンティーナは、3試合ぶりの勝利でなんとかひと息。パッツィーニは単独でゴールを狙うというよりもコンビネーション志向が強く、ミッコリとの相性はボジノフよりむしろいいかも。トップ下のヨルゲンセンも、エリア内に縦パスを入れた後にちゃんと走り込むタイプだし、ペナルティエリアの幅を使ってコンビネーションで崩す攻撃に徹するならば、前線のこの組み合わせはけっこう悪くないのかもしれません。これで中盤から下を3センターハーフ+4バックにするのなら、中田にも中盤の一角に食い込むチャンスは十分にあると思うのですが。

◆Inter 2-1 Lecce
双方ともやや脇が甘い大雑把な攻防。終了間際に主審がインテルにPKをプレゼントした直後、ゼーマンはさっさとベンチを立ってロッカールームへ去っていきました。

◆Parma 3-2 Cagliari
こっちも大雑把といえば大雑把なんですが、展開はずっとスリリングでした。終了間際に同点ゴールを食らってしまったパルマが、ロスタイムが切れるまで残り2秒というところで、ファビオ・シンプリシオが奇跡的な決勝ゴール。——という結果は結果として、最近のジラルディーノの(さらなる)成長ぶりには目を見張るものがあります。DFを2人背負ってボールを受けても、平気でシュートまで持ち込んでしまう、あの強引かつ巧妙なターン。そして冷静にタイミングを外してGKを出し抜くシュート。来年はミランという説も根強いようですが、果たして。

◆Udinese 0-1 Bologna
最近のボローニャは、シュート1本で1点取ったら、あとはハートで守り倒してしまう“耐えるサッカー”にますます磨きがかかっています。試合後のインタビューに出てくるマッツォーネ翁は、いつも気の毒なほどに憔悴しています。1試合ごとに何ケ月分かずつ寿命を縮めているんじゃないでしょうか。でも、これだけ一方的に攻め込みながら(特に後半)負けてしまったウディネーゼも、それ以上に気の毒。

◆Sampdoria 1-0 Chievo
キエーヴォは、最近どうも審判から意地悪される試合が多いようです。このクラブをBに追い落としたいと思っている人々は少なくないという噂も耳に入ってくる今日この頃……。

◆Messina 1-0 Lazio
ラツィオに関しては、滞納している税金の分割払いを認めてくれなければクラブを破産させる、と国を相手に居直っているロティート会長の話ばかりが耳に入ってくる今日この頃。肝心のチームは相変わらずぱっとしません。

◆Siena 2-3 Brescia
この勝利でブレシアはかなり息を吹き返しました。そうはいっても、この2チームがB降格の最有力候補であることに変わりはありません。

◆Livorno 2-2 Palermo
リヴォルノには、MFグラウゾ、DFメラーラと、かつてわがアレッサンドリア(ぼくが住む町のクラブです。2003年夏に一度破産・消滅し、今はアマチュアの7部リーグ)でプレーした選手が2人います。C2からC1に昇格した99-00シーズンのメンバーだったのですが、当時はともに20歳そこそこ。正直言って、その後セリエAまで上がってくるような選手には見えませんでしたが、いまではすっかりリヴォルノの中心選手。この5年間の成長を心から嬉しく思います。去年フィオレンティーナに集結していた3人(フォンターナ、スカーリア、ファンティーニ)はすでに散り散りになってしまったので、Aでは彼らが最後の生き残り。引き続き活躍を続けてほしいものです。■

Posted: 日 - 3月 6, 2005 at 08:53 午後        


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