SERIE A 21^ GIORNATA セリエA第21節


順位表はこちら

またもミランがコケて、順当に勝った首位ユーヴェは勝ち点差を8まで拡げています。決して質の高いサッカーを見せているわけではないのですが、しっかり結果を出しているところはさすがカペッロ。気がついたらほとんど独走態勢に入っています。先週マスコミを盛り上がらせた一番の話題は「デル・ピエーロはもう“終わった”のか?」でしたが、今週は間違いなく「ミランの危機は本物か」でしょう。

◆Milan 0-1 Bologna
先週のリヴォルノ戦とは違い、一方的に攻め込みながら唯一のカウンターで1点喰らってそれを守り倒される、という内容で、情状酌量の余地はあるのでしょうが、結果は結果。おまけにシェフチェンコが怪我で途中退場という散々なことになっています。ボールの代わりにガンベリーニのスパイクの底を思い切り蹴飛ばし、ポイントがめり込むほど右足の甲(か足首か)を打ち付けたようで、「打撲に加えて筋肉に穴が開いている」というのが最初の診断。腱などが大丈夫かどうかは、腫れが引くまでわからないようです。
◆Atalanta 1-2 Juventus
首位ユーヴェは、アタランタ相手に危なげない勝利。2-0で迎えた終了間際に、ブッフォンが思い切り気が抜けたようなミス(バックパスをトラップし損ねてスルー)をし、詰まらないオウンゴールを献上しましたが、年に1回あるかないかというこの手のポカミスが、こういう重大じゃない試合(と状況)で出たというのは、ブッフォンとユーヴェにとっては幸運なことではないかという気もします。
◆Palermo 0-2 Inter
インテルは、ウディネーゼの不振(ここ4試合でわずか3ポイント)にも助けられて、いつの間にか3位浮上。ヴィエーリの2ゴールが目立っていますが、久々の復帰となったヴェロンがかなり好調だったのが好材料。今日の中盤は、右からヴェロン、Cザネッティ、カンビアッソ、スタンコヴィッチという並びで、マンチョが理想とするサッカーの鍵ともいえるサイドアタッカーが不在、ボックス型みたいな4-4-2でした。まあ、次の試合はまた全然別のフォーメーションで来るんでしょうが。
◆Roma 3-2 Messina
二度の監督交代を経てなお、更なる混迷に陥った時には、このまま崩壊してもおかしくないかに見えたローマですが、デル・ネーリ監督はさすがです。トッティ、モンテッラ、カッサーノという3トップをピッチに送り、なおかつ攻守のバランスを崩さないシステムと布陣を見出し、着実に順位を上げてきました。中盤にアクイラーニ、ダクール、デ・ロッシというパワーとテクニック、そしてダイナミズムを兼ね備えたモダンなセントラルMFを3枚並べた4-3-3。今日は0-2で迎えた後半、アクイラーニに替えてマンシーニを投入するというスクランブル体制を敷きました。トッティ、カッサーノが軽く同点にすると、最後はそのマンシーニがフェイントと切り返しでメッシーナDF陣を揺さぶりまくって技ありの決勝ゴール。攻撃陣のテクニック、単独での局面打開力に関しては、今のローマは他に並ぶものなしです。
木曜日のコッパ・イタリア(対フィオレンティーナ)をローマで観たのですが、中盤のボール奪取力とそこからの展開の速さは素晴らしかったです。もはや週2試合がきつくなってきたトッティが休養のため、キャプテンマークをつけたカッサーノがスーパーな出来で、ため息をつくようなプレーを連発していました。この調子がいつまで続くかはわかりませんが、今のカッサーノのスペクタクル度は全盛期のバッジョに迫る(こんなこと書くと後が怖いけど)とすら思います。間違いなく期間限定なのでお見逃しなきよう。
◆Cagliari 1-0 Fiorentina
そのコッパ・イタリアでもいいところなくローマに敗れたフィオレンティーナは、この敗戦で尻に火がついてきました。ゾフを監督に呼ぶという決断が、また例によって場当たり的なつなぎでしかないのか、あと2年かそこら、腹を括ってチームを任せるつもりがあるのかはわかりませんが、ここまで来たらパルマと同様、今シーズンはあまり多くを望まず、まずしっかり足下を固めることに専念すべきでしょう。
しかし、パッツィーニの獲得は理解に苦しみます。将来を見越しての先物買いというのならわかりますが、今このチームに必要なフォワードとはタイプが違うような。パッツィーニはどちらかといえば、ラインの裏を狙うタイプのモビリティが高いプリマプンタですが、いかんせん高さとキープ力に欠ける印象あり。今のフィオレンティーナに必要なのは、むしろ前線でDFを背負ってキープでき、高さもあり、スペースを作り出す動きも上手いポストプレーヤータイプではないかと思います(個人的にはフリオ・クルスがベストチョイス)。それならリガノーがいるという声も聞こえてきそうですが、現在のコンディション、そしてセリエAでの経験と実績からみて、柱に据えることができるかどうかは疑問。どっちにしろ、ミッコリがいる以上FWは多くてあと1人しか使えないわけで、それがパッツィーニだといわれても……。
明日(もう今日か)、つまり冬のメルカート最終日に、何かビッグサプライズがあるのかもしれませんが。

Chievo 1-0 Livorno
Parma 1-0 Udinese
Brescia 0-1 Lecce
Cagliari 1-0 Fiorentina
Reggina 2-1 Lazio
Sampdoria 1-1 Siena


Posted: 月 - 1月 31, 2005 at 02:06 午前        


©