SERIE A 23^ GIORNATA (anticipi)
セリエA第23節(その1)
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。◆Palermo 1-0
Juventusせっかくミランが連敗してくれたのに、ユーヴェは礼儀正しく“連敗返し”で応えてしまい、これで今日ミランがラツィオを下すと、勝ち点差は再び2まで詰まることになります。几帳面なグイドリン監督のチームらしい勤勉かつ粘着質のプレッシングでスペースを潰されると、1対1で局面を打開できなければどうしようもないわけですが、ユーヴェはネドヴェド、カモラネージが不在。にもかかわらずカペッロは、ザラジェータを投入しての放り込みに局面打開を賭ける方を選び、とうとう最後までデル・ピエーロをピッチに送ろうとはしませんでした。破局へのお膳立てが着実に進んでいる、というのはあまりに穿った見方に過ぎるでしょうか。◆Sampdoria
3-0
Fiorentina最初の10分でふたり退場になった時点で、スコアは0-0ながら試合は実質的に終わっていました。11対9での戦いとなった残り80分間は、いたたまれない雰囲気の中で、フィオレンティーナの緩やかな死を看取るためだけに費やされた時間。その中で最前線にひとりぽつねんと残され、ボールを持っても味方は誰も上がって来れず、たった1人でサンプの中盤とDF計8人を相手にするしかなかったミッコリの奮闘は、涙を誘うものがありました(前日の会見で「降格したらサッカーをやめる」とまで断言していただけになおさら)。刀折れ矢尽きて途中交代した時、目利きのドリアーニで埋まったマラッシのメインスタンドが、敵ながらあっぱれとばかりにスタンディング・オヴェイションを送ったほどです。ただ、この馬鹿げた退場劇に覆い隠される形になったとはいえ、この日ゾフ監督がピッチに送ったのが、これ以上ないほど消極的で後ろ向きのチームだったことは、無視するわけにはいきません。GK:ルパテッリDF:デッリ・カッリ、ヴィアリ、ダイネッリ、サヴィーニMF:アリアッティ、ドナデル、ピアンジェレッリ、ギグーFW:ボジノフ、ミッコリ8人がゴール前に引いて守備を固め、ボールを奪ったら前2人のカウンターと個人技に全てを託すという以外の意図はかけらも感じられない4-4-2。キエッリーニ、オボド、中田、ヨルゲンセンと、フィオレンティーナのサッカーに「質」をもたらすべき中盤から下のプレーヤーは全員ベンチです。フィレンツェを支配しはじめた、降格への底なしの恐怖(下のエントリーで書いた「亡霊」です)がそのまま形になったとしか思えない、サッカーの「質」を断念することを出発点とした布陣。そりゃあ今は何よりも結果、つまり勝ち点が大事であり、そのためになりふり構わず行くしかないという気持ちは理解できますが、それを前提としてもなお、こんなんで本当にいいのか、という気持ちにはなります。ちなみに、デッラ・ヴァッレ会長は試合後、客観的に見てもまあかなり理不尽な2つの退場に対し「これはフィオレンティーナに対する迫害だ」というコメントまで出していますが(背景には、セリエAの過半数のクラブを味方につけて、ユーヴェ・ミラン支配のリーグ運営に叛旗を翻して闘争中という事情あり)、フィオレンティーナの問題がそれだけでないことは確かです。これでフィオレンティーナとフィレンツェがいわれなき被害者意識に陥って、不振を正当化する材料にそれを使ったりするようになると、さらに“負のスパイラル”に拍車がかかるような気がするのですが……。■
Posted: 日 - 2月 6, 2005 at 04:10 午後