COLPA DI PLAYSTATION
ネスタの怪我はプレステが原因!?
ミランのDF・アレッサンドロ・ネスタが、イタリア代表の練習中に左手親指の腱を損傷、今日手術を受けて約1ケ月、戦列を離れることになったというニュースをご覧になった方も多いと思います。先週土曜日のスロヴェニア戦には、左手に包帯を巻いて出場していたのですが、その後再検査をしたところ思ったよりも重症だったとのこと。ネスタはこれで、ユーヴェとの首位決戦を含む6〜7試合を欠場することになりそうで、ミランは頭を抱えているようです。
当初は、この診断をめぐって代表のメディカルスタッフとミランのメディカルスタッフがやり合っている、という報道が飛び交っていたのですが、昨日(11日)の『Corriere
della
sera』が、「腱損傷の本当の原因はプレステのやり過ぎ」という記事を載せたことで事態は一変。各方面で論争が勃発しています。
ネスタが大のプレステ狂いだというのは、ミラン周辺では有名な話。ミラネッロで同室のピルロと、暇な時間のほとんどをTVの前でコントローラーを手に過ごしているという話は、ぼくも何度か耳にしたことがあります(ゲームのタイトルまでは知りませんが)。
Corseraの記事は、日本の雑誌にもよく寄稿している大物番記者アルベルト・コスタが書いたものですが、それによれば、ネスタは9月初めの代表スコットランド遠征時に右手親指、月末のCLシャルケ04戦後には左手親指に、同じような痛みを訴えていたとされています。コスタ記者は、ミランのチームドクター、マッシミリアーノ・サーラから、今回の腱損傷はプレイステーションのやり過ぎが直接の原因である可能性がある、というコメントを引き出して、それを柱にこの記事を書いています。チームドクターから言質が取れた以上、そのコメントが当たっていようと的外れであろうと、記事にする正当性は十分。とはいえ、メディアコントロールに非常に敏感なミラン周辺およびネスタ本人が、これを読んで激怒したことは間違いないでしょう。
番記者というのは得てして、クラブ首脳、選手、広報と密着して提灯記事ばかりを書いて過ごしがちなものですが、コスタさんは業界でも一目置かれている大物だけあって、さすがに違います。相手にとって都合の悪い内容でも、書く時には躊躇なく書いてこそプロ(実のところ、彼も普段は提灯気味の記事が少なくありませんが)。
ネスタはさっそく「プレステは単なる暇つぶしで、中毒になってるわけでも仕事にしているわけでもないのだから、怪我と直接関係があるなどということはあり得ない。勝手な憶測に過ぎない」というコメントを出しています。プレステのやり過ぎで腱鞘炎になるというのは、いかにもありそうな話ですが、いくら何でもさすがに腱損傷までは行かないような気がします。でもまあ、この手のスクープ記事は書いた者勝ちの確信犯なので……。■
Posted: 水 - 10月 12, 2005 at 01:52 午前