BAGGIO IN PORTOGALLO? バッジョ招集の可能性は?


今日ジェノヴァで行われる国際親善試合イタリア対スペインは、ご存知の通り「バッジョ・デイ」。昨日夕方6時からの前日練習にも、何千人かの観客が集まってバッジョ・コールを繰り返していました。サンプから招集されたディアーナがボールを持つたびにブーイングの口笛が飛び交っていたのですが、これはもちろんジェノアーニの仕業です。
練習に先立つ記者会見に出てきたのはトラップとバッジョ。マラッシのプレスルームは超満員で、TVカメラだけでも10台は入っていました。ユーロ2004へのバッジョ招集の可能性について訊かれたトラップは「Mai dire mai (=Never say never)」、「今まで一度も扉を完全に閉じたことはない」と意味深な答え。当然ながら今日のマスコミは揃って「バッジョ、ユーロ招集の可能性あり」と報じているわけですが、じゃあ実際にはどのくらいの可能性があるのでしょうか。以下、軽く検証してみましょう。

招集される23人のうち3人はGK、残る20人は、DF8人、MF7or6人、FW5or6人という構成になるのが普通です。イタリアの場合、トッティをMFとFWのどちらに入れるかで配分が変わるだけで、実質的には同じと考えて構わないでしょう。
最近のアズーリのシステムは、ご存知の通り左肩上がりの4-2-3-1(2列目右サイドにはMF、左サイドにはFWを置くことが多い)。その中でFWに与えられるポストは、1)大型センターフォワード、2)トップ下、3)左サイドアタッカーの3つということになります。
ちなみに、もうひとつの戦術的なオプションとしては、昨秋のウェールズ戦やセルビア戦のように、インザーギを2トップの一角に置く4-4-2があったのですが、当のインザーギは足首の故障で欠場中、しかも最初にかかった医師の診断が悪く、きょう別の医師の下で軟骨除去手術を行った(回復まで最低半月)という難しい状況。トラップも昨日「もし今、インザーギはポルトガルに連れて行くべきか?と訊かれたら、皆さんはどう答えるかね?」とコメントしており、ユーロは事実上断念と考えてよさそうです。
したがってシステムは4-2-3-1で固定される可能性が大。その中でレギュラーの3人はいわゆる“驚嘆のトリオ”、すなわち1)ヴィエーリ、2)トッティ、3)デル・ピエーロで文句がないところでしょうが、問題は残る3つのポストです。
システム上どうしても不可欠な1)の控えとしてはコッラーディがほぼ唯一の存在。ジラルディーノという選択肢もあることはありますが……。2)に関しては、いまのところミッコリということになっています。デル・ピエーロをここで使うつもりは、トラップにはあまりないように見えます。3)はカッサーノかディ・ヴァイオ(前者が有力)。
で、じゃあバッジョはこの中でどこに入り得るのか?ということになるわけですが、トラップは昨日の会見ではっきりとこう明言しています。「明日バッジョは10番をつけてトッティのポジションでプレーする。ブレシアでプレーしているのと同じポジションだ」。
こうなると理屈の上では、ミッコリよりも上だということさえ証明すれば、バッジョは実力で代表招集を勝ち取ることが可能、ということも言えるわけです。まあ、ミッコリはこの1年ずっとアズーリに招集されて結果を残しているとか、トップ下はカッサーノにもできるとか、サイドアタッカーとしてはディ・ヴァイオのようなプレースタイルを持つ選手も捨てがたいとか、ジラルディーノが大化けしそうだとか、最終的な判断にはいろいろな要素が入ってくると思いますが、客観的に見ても、バッジョがポルトガルへの切符を争う資格を十分持っていることだけは間違いないでしょう。
今日の試合でバッジョがどんなプレーを見せてくれるかが、状況を左右する最大の鍵になりそうな気配。ただ、昨日の練習でも時々右大腿の裏側を気にしていたので、それがちょっと心配ですが……。■

Posted: 水 - 4月 28, 2004 at 03:11 午後        


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