ITALIA 1-1 SPAGNA: GRAZIE ROBY
スタンディング・オヴェイション
イタリア対スペインは1ー1。ロベルト・バッジョは87分間ピッチに立ち、交代時には満場のスタンディング・オヴェイションを受けました。感謝と惜別の念に満ちあふれた美しい花道でした。
ただ、プレーの内容がポルトガル行きにふさわしいものだったかという問いには、残念ながらNOと答えるしかありません。ひとことでいうならば、このアズーリはトッティのチームであり、バッジョはトッティではないということです。このアズーリで10番のポジションに収まったバッジョを見て否応なく、繊細なエレガンスで剛健なダイナミズムを置き換えることはできないという事実を認識させられた、といえば伝わるでしょうか。
この試合に関しては、それ以外のことを云々することにはあまり意味がないという気もしますが、あえてつけ加えるならば、内容的にはスペインの方がずっと優勢でした。安定したボールポゼッションはさすが。ただ、問題は例によって最後の20mでしょうか。前半はモリエンテスとラウールの2トップ(システムは4-4-2)でしたが、2人とも我慢できずにボールをもらいに来ちゃうタイプなので、動きがうまく噛み合わず攻撃に奥行きが出せません。むしろ後半のフェルナンド・トーレス+ヴァレロン(4-2-3-1)の方が、組み合せとしては筋がいい感じがしました。イタリアのDFがフェラーリとマテラッツィだったから余計にそう見えたのかもしれませんが……。
ともかく、初めて生で見たF.トーレスは予想以上の衝撃。テクニック、スピード、動きの質、すべてがハイレベルで、これでまだ20歳というのは空恐ろしい感じすらします。まだ身体も華奢で、これからフィジカルができ上がってくるとワールドクラスのセンターフォワードに成長しそう。イタリアのクラブも興味を持っているようですが……。■
Posted: 木 - 4月 29, 2004 at 02:44 午後