CHI FALLISCE VA IN B 破産したクラブの出直し方法


セリエAやBへの登録基準を満たせず、破産したクラブはその後どうなるのでしょうか?C2から再出発?それともアマチュアリーグに降格?答えはそのどちらでもありません。
昨年までは、たとえ新会社を設立しても、アマチュアリーグ(エッチェレンツァ=6部)から再出発しなければならないというのが原則でした。02年夏に破産したフィオレンティーナを引き継いだフロレンティア・ヴィオラが、セリエC2から再出発できたのは、FIGC(イタリアサッカー協会)の特例措置があったから。それより以前、90年代初頭に破産したピーサやカターニアは、原則通りエッチェレンツァからの出直しを強いられています。
ところが今年の5月、CONI(イタリアオリンピック協会)のペトルッチ会長が、政府およびFIGCと諮って新たなルールを制定し、この原則が変更されました。この新ルールがまた、従来と比べると大甘な内容。なにしろ、セリエAからC1までのプロクラブが破綻した場合、同じ都市に新たな運営会社を設立して破綻したクラブの名称と権利を引き継ぎ、それまでよりもひとつ下のリーグから再出発することができるというのです。これは、例えばラツィオやパルマが破産しても、C2に落ちるわけではなく、Bから出直すことが可能になるということです。現在セリエBのナポリやアンコーナが潰れた場合はC1から。
ちなみに、名称と権利を引き継ぐ新会社は、監督、選手といった人的資産は一切引き継ぐことができません。この点は2年前のフィオレンティーナ(フロレンティア・ヴィオラ)の例と同じ。選手とテクニカルスタッフを一から集め、組織を整備しなければならないので、一見すると大変なように見えるかもしれませんが、それでも、この形だと潰れかけた会社が積み重ねた巨額の負債を背負わずに済むし、過去のしがらみを切り離して収支バランスのとれた経営モデルを導入できるので、経営上のリスクはむしろ小さくなる可能性があります。今こんな時期に、プロサッカーの世界に新たに参入しようという野心的な実業家なら、潰れかけたクラブを自らの手で救うというロマンチシズムよりも、潰れてしまった後の新会社設立に手を挙げるというプラグマティズムの方を選ぶのが普通でしょう。今から1ヶ月後には、おそらくセリエA、Bの複数のクラブが、破産〜降格〜再出発という道を歩んでいるだろうと思います。■

Posted: 土 - 7月 10, 2004 at 01:37 午後        


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