TOSCANACCIO ESONERATO
アンコーナの監督交代
今週はセリエAのアンコーナ、Bのパレルモと2つのチームで監督交代がありました。そろそろそういう季節になってきた感じですね。
アンコーナは、ここまで18試合で5分13敗という壊滅的な成績。そもそもはエルマンノ・ピエローニ会長が、A昇格の功労者だったジジ・シモーニを切り捨ててまでこだわったカルレット・マッツォーネ(現ボローニャ監督)の招聘に失敗したのがケチのつきはじめ。結局、そのマッツォーネの片腕を長年務めたレオナルド・メニキーニで妥協したものの、ベテランをかき集めたチームをまったくまとめ切れないのを見てたった4試合で見限り、ベテランのネド・ソネッティを呼んだという経緯がありました。まあ出発点から間違った道に迷い込んでしまっていたわけです。
ソネッティはセリエBでそれなりのチームを預れば2回に1回はAに昇格させる監督ですが、Aではほとんど実績がないためなかなかチームを任せてもらえず、浪人してはシーズン中どこかのチームに呼ばれる、というのを繰り返してきました。この世代('41年生まれ)に多い、戦術よりもチームマネジメントで差を作り出す親分肌。それだけに選手の(&選手からの)好き嫌いが出やすく、アンコーナでも一部の選手と対立、この冬休みの間に、スカルピ、ルイーゾ、スッシ、ダイノ、ジャコッボ、ボリッチ、ブルーノ、パレンテという8人の選手をチームから外し、メルカートに出すという強行措置に出たばかりでした(この中には、ぼくが知っているだけでも2人、監督が気に入らないとすぐに対立して足を引っ張るという噂の札付きが入っていますが)。しかしそれでも状況は好転せず、結局切られてしまいました。ウルトラスと完全に対立し標的になっているピエローニ会長は、こうやってスケープゴートを作り出し、その場を凌ぐ以外にないところまで追い込まれているように見えます。
後任のジョヴァンニ・ガレオーネも、ソネッティと同じ63歳のベテラン。エキセントリックな頑固者として知られており、今日の就任記者会見でも「与えられた時間はゼロに近いので全部私のやり方でやる。システムは4-3-3。試行錯誤もしていられないのでレギュラーもこの1週間で決めて固定する」と言い切っています。もともとが寄せ集めでチームとしてのまとまりのかけらもないこのチームをどうやって形にするのか、ちょっと注目したいところです。まあいずれダメもとなので、開き直ってやれる分かえって面白いことになるかもしれないし。■
Posted: 水 - 1月 28, 2004 at 02:27 午前