UN GIOCO SPORCO
カルチョメルカートの季節
カンピオナートが閉幕して一週間。セリエAのクラブは、プレーオフを戦うペルージャを除くとどこも、来シーズンに向けた補強に取りかかっています。これからの3ヶ月はカルチョメルカートの季節。
ただし今シーズンは、現時点でまだ来期の監督が決まっていないクラブの方が多いという非常事態のおかげで、市場の動き出しはちょっと遅いようです。最大の理由は、デシャンとモウリーニョがCL決勝で引っかかっていること。一旦、ユーヴェとチェルシーの監督が確定してしまえば、そこから玉突き式に欧州監督市場が動き出し(レアルはカマーチョだそうですが、リヴァプールも替わるようだし。ポルトはデル・ネーリ)、さらに選手の移籍話も活発になるはずです。
とはいえ、TVマネーバブルの崩壊による絶対的な資金不足は欧州各国どこも変わらないわけで(チェルシーは除く)、選手の方はそんなに派手な動きはないはず。契約切れの中堅・ベテランの移動と、監督の構想から外れたビッグネーム同士の交換トレードが中心になるのではないでしょうか。
とはいえ、何かが起こっても起こらなくとも、スポーツ新聞は毎日の紙面を埋め続けなければいけません。まあ、この時期のメルカート情報に対しては、1割か2割はしっかりとした根拠のある情報、もう1割か2割はクラブや代理人(特に後者)が情報戦のために流す撹乱情報、残りは邪推と憶測に基づくネタ、というつもりで接するのが正しいリテラシーだと思います。
カルチョの世界で指折りの賢人たるカルレット・マッツォーネ翁はこうおっしゃっておられます。
「カルチョメルカートは、クラブと代理人が結託して、サポーターに幻想を抱かせるために嘘をまき散らす、汚いゲームだ」。■
Posted: 月 - 5月 24, 2004 at 02:41 午後