UN ALTRO TOSCANACCIO ESONERATO パレルモも監督交代


もう一方のパレルモは、ここ4試合で1勝3敗とはいえ、セリエB3位と余裕で昇格圏内を維持しているにもかかわらず、シルヴィオ・バルディーニ監督の首を切り、なんと今シーズン開幕直前にボローニャを辞任したフランチェスコ・グイドリンという大物を招聘しました。イタリア屈指の「監督喰らい」として知られるマウリツィオ・ザンパリーニ会長(2年前にヴェネツィアを売り払って選手ごとパレルモに移動)の面目躍如というところでしょうか。
この監督交代のきっかけとなったのは、日曜日、下位に低迷するサレルニターナに敗れた後の、バルディーニ監督の記者会見。これがなかなかの見物でした。
「ここ2、3週間、会長はパレルモには戦術がないとか、チームになっていないとか、クソみたいなことばっかり言っている。本当にクソみたいなことだからはっきりそう言っておくけれど、ともかくそんなことを言っても何の役にも立たないどころか、チームの結束を壊すばかりだ。ふざけるのもいい加減にしてもらいたい。そんなに嫌ならはっきりと、この監督は嫌だから首にして他の監督を連れてくる、と言えばいい」
もちろんザンパリーニ会長はそのリクエストに即座に応えたわけですが、状況から見る限り、すでにグイドリンへの接触を図っており、いずれにせよ解任は時間の問題だったことはまず間違いありません。まあ、グイドリンほどの監督がフリーで浮いているとなれば、この機会に押さえておきたいと思う気持ちも、まったく理解できないわけではありませんが、おそらくやり方があまりに露骨だったので、バルディーニも頭に来て爆発したということなのでしょう。ここまでの実績からいえば、首を切られる理由は何もないわけですから。
それにしても、バルディーニのこの歯に衣着せぬ物言い。彼はトスカーナ州マッサの出身なのですが、こういう、一切の遠慮会釈なく思ったことをストレートに口に出すキャラクターは、まさにトスカーナ人の典型です(※)。
イタリア語でトスカーナ人のことはトスカーノtoscano(複数形はトスカーニtoscani)というのですが、彼らのこういう過剰に率直で身も蓋もない毒舌が好きではない他の地方の人々は、軽蔑、卑下の意味を込めてつける接尾辞-accio(複数形は-acci)をつけて「トスカナッチョtoscanaccio(複数形はトスカナッチtoscanacci)」と呼んだりします。
実際、バルディーニだけでなく、トスカーノ出身の監督を並べてみると、まさにこういう「トスカナッチョ」的なキャラクターの持ち主ばっかりであることに気づくのでした。レンツォ・ウリヴィエーリ(元パルマ)、エウジェニオ・ファシェッティ(コモ)、コッラード・オッリコ(元インテル)、そしてアンコーナを首になったばかりのソネッティはもろにそうですし、マルチェッロ・リッピ(ユーヴェ)、ルチャーノ・スパレッティ(ウディネーゼ)も、実は饒舌な上に強烈な皮肉屋です。唯一雰囲気が違うのは寡黙なフランコ・コロンバ(前レッジーナ)くらいでしょうか。■

この手の国民性、県民性談義というのは否定したり揚げ足をとったりし始めるときりがないので(以下略)

Posted: 水 - 1月 28, 2004 at 01:40 午前        


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