MOGGI MINACCIA ANCORA スタンコヴィッチ問題は泥沼化へ


ネタ枯れの冬休みを賑わす格好の材料となっているスタンコヴィッチ問題。ユーヴェのルチャーノ・モッジDGは、今度は「スタンコヴィッチの代理人がサインした契約書がある。年が明けたらこれを協会に登録してもいい。そうなったらシーズンが終わっても身動きがとれなくなるだろう」と、さらに強面な態度に出ています。
契約切れの6ヶ月前まで、他のクラブが選手と接触するのは禁じられているはずなのですが、それに関してモッジは「ラツィオに許可を得てやったことだ。ラツィオは財政的に困難な状況にあったので、我々が提案した違約金(400万ユーロ)を受け入れて交渉を許可した」とうそぶいて開き直りました。
引き合いに出されたラツィオはもちろん黙ってはいません。「SSラツィオは、当クラブと契約下にあるデヤン・スタンコヴィッチについて、他のいかなるクラブに対しても、交渉を開始する、あるいは合意を交わすことを許可したことはない」という公式コメント を発表して、モッジの発言を真向から否定しました。
伝えられるところによれば、ユーヴェがスタンコヴィッチに提示したのは年俸200万ユーロの5年契約、インテルはその倍の400万ユーロを提示したそうです。インテルはラツィオに対しても600万ユーロの違約金を提示しているといわれ、モッジが横槍を入れなければ、おそらく1月からの移籍で話がまとまっていたはず。
今のインテルの中盤にスタンコヴィッチ(ザッケローニが熱望している)が加わると、チームとしての完成度が大幅に高まることは間違いありません。モッジがここまで強硬な態度に出た背景には、それを怖れているという側面もあるような気がします。
モッジの横槍でユーヴェはもちろんインテル行きも怪しくなってきたスタンコヴィッチの代理人ヴィニーチョ・フィオラネッリは、一昨日触れた通りミランにも話を持ち込んだようですが、ユーヴェとビジネス上の提携関係にあり、メルカートではお互い競合しないという紳士協定を結んでいるミランが、こんな形で持ち込まれた話を受け入れるわけはありません。
スタンコヴィッチはかなり八方塞がりになってきました。とはいえ、インテルもユーヴェと同様、スタンコヴィッチとの合意文書は持っているでしょうから、その気になればそれを協会に提出してユーヴェと正面から争うこともできるはず。まあ、ラツィオが上記のように否定する限りは、どちらの文書も違法ですから、泥仕合になることは免れません。でもラツィオの主張も本当かどうかわからないので、状況はさらに複雑です。
——という非常にイタリア的な話で、2003年を締めくくることになってしまいました。このBLOGの「試運転」を始めてから半月、とりあえず毎日更新してみたのですが、来年も引き続きこのペースで行くかどうかはまだ未定。とりあえず、日本時間で年が変わる前にアップロードして一区切りつけることにします。よいお年を。■

Posted: 水 - 12月 31, 2003 at 03:43 午後        


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