NON E' SUCCESSO QUASI NULLA 期待外れの週末


ジーロ・ディタリアは、土曜日が山岳ステージ、今日がクロノ(タイムトライアル)という節目だったのですが、2日間を終えてみると、思ったほどの変化はありませんでした。
昨日の最後の上り(サンモンメ峠)は、主役たちが互いに牽制し合うばかりで誰も仕掛けず(揺さぶり程度の小アタックはありましたが)、スタート直後から逃げを打っていたスペインのコドル・ヒル・ペレスを、そのまま最後まで行かせてしまうという大失態。この逃げそのものは、これ以上ないほど完璧に決まった見事な大逃げで、レースとしては非常に面白かったのですが、総合順位の大勢には大きな影響がないままでした。上りの最後500mで足を攣らせたバッソ(CSC)が30秒ほど遅れ、ガルゼッリ(リクイガス)がゴール前最後のコーナーで落車(復帰してゴール)というアクシデントがあったくらい。誰かがマジで仕掛けてくれるともっと面白かったんですが……。
今日のクロノでは、そのバッソがクーネゴ、シモーニ(共にランプレ)のクライマー勢に2分以上の差をつける激走を見せて2位に入り、総合でも1位ディ・ルーカ(リクイガス)と9秒差の2位に躍進。無線トラブルでチームカーの指示も聞こえず、何の目安もなしに1時間走り切る羽目になったサヴォルデッリ(ディスカヴァリー・チャンネル)も、久しぶりにクレイジーなダウンヒルを見せて3位に入り、総合でも3位に躍り出ました。クーネゴはトップから1'15''差の4位。5位、6位にも優勝候補の一角を占めるガルゼッリ、チョーニ(共にリクイガス)が入っており、全体の順位は、タイム差も含めてまずまずの収まりとなっているような気がします。
その中で唯一こぼれたのが、今日のクロノでバッソから2分半以上遅れて、総合でも同じくらい差がつけられたシモーニ。これで、ランプレのエースの座はかなり危ういものになったような気がします。もともとクーネゴには、去年もそうでしたが、シモーニを立てるつもりは毛頭ないみたいだし。
エースということでいえば、6位までに3人を送り込んでいるリクイガスも、この先このままディ・ルーカが調子を落とさず走り続けるようだと、ガルゼッリ、チョーニの2トップ体制をちゃらにして、彼を前面に立てる可能性も検討せざるを得ないかもしれません。ディ・ルーカは今シーズン、4月のバスク一周〜ベネルクス・クラシックにターゲットを合わせてコンディションを作ってきたはずですが、もう1ケ月半もトップフォームを維持し続けています。これで3週目まで粘ったらほとんど奇跡。本人は「そんなのムリ。3週目にはガルゼッリとチョーニが出てくるよ」といいつつ、心中ひそかに野望を抱いているようにも見えます。ガルゼッリにもチョーニにも、バッソやクーネゴに対抗して総合優勝を狙えるだけのクオリティはないように見えるだけに、ディ・ルーカの奇跡に賭ける方が面白いかも。個人的には、クーネゴがパンターニ並みのアタックを繰り返して圧勝するのでなければ、サヴォルデッリの健闘を期待したいんですが、今年のコースはハードコアな山岳フィニッシュが多すぎるだけにちょっと厳しそう。まあ彼は下りでクレイジーにぶっ飛ばしてくれればそれだけで満足です。■

Posted: 日 - 5月 15, 2005 at 10:26 午前        


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