UEFA CHAMPIONS LEAGUE 1/8 FINALI (andata)
CLトーナメント1回戦第1レグ(その2)
◆Porto
2-1 Mancester
United
夏にモナコでミランとのスーパーカップを観た時にも思いましたが、ポルトは戦術の教科書に書いてある通りのきれいなサッカーをします。忠実にトライアングルを作ってボールポゼッションを保ち、足下じゃなくスペースにボールをつないで崩す。ボールを取られたらサボらずに戻ってゾーンを埋める。そこにファンタジスタのデコがいいアクセントをつけています。老獪なデルレイ(膝靭帯断裂でシーズン終了)の穴を埋めるカルロス・アルベルト19歳も、無頓着なところがなかなか魅力的。マンUがアウェーで無理をしないチームということもありますが、1-1になってからはポルトが完全に試合をコントロールしていました。ロイ・キーンに持病の発作が出て退場になったこともあり、2週間後のオールド・トラフォードはかなり面白いことになりそうな予感。ポルトが先に1点取ったりすると……。
◆Deportivo
La Coruna 1-0
Juventus
ユーヴェは今シーズンぼくが観た中では文句なしで最低の出来。これで1-0で済んだなんて、神様に感謝してもし切れないんじゃないでしょうか。内弁慶のデポルは立ち上がりから全開、前線からがんがんプレスをかけてユーヴェの最終ラインと中盤をパニックに陥れます。低い位置に押し込められてスペースを失ったタッキナルディやアッピアーが、不用意な横パスを出しては奪われ逆襲を浴びるという場面が何回か続いたことで、ネドヴェドやデル・ピエーロもビビってしまい、ボールを奪っても前にスタートを切れなくなってしまいました。しかしボールを奪うところまでは狙い通りのデポルも、フィニッシュにつなげる仕上げが甘く、押しに押していた最初の30分間、決定機らしい決定機はつくれないままでした。
ユーヴェはうまくボールを出して敵陣に攻め込んだ唯一といっていいチャンス(31分)にデル・ピエーロがGKとの1対1を決め損ね、その5分後に先制ゴールを喰らい、トレゼゲとモンテーロが相次いで故障し、ネドヴェドも足を引きずり、中盤はパスミスを繰り返すという踏んだり蹴ったりの展開。後半15分を過ぎたあたりから例によってデポルのペースががっくり落ちたこともあり、あとはばたばたしつつも何とかしのぎ切ったという格好でした。
まあ、こういう困難な試合を1-0で乗り切るところがユーヴェのユーヴェたる所以ではあります。ユーヴェがパニクっている前半のうちに2点くらい取っておかなかったことを、イルレタ氏はいたく後悔しているのではないでしょうか。アウェーのデポルは、リアソールで戦う時とはまったく違うチームになってしまうことも多いようですが、昨シーズンの1/4ファイナル(ロスタイムにトゥードルが3-2の決勝ゴール)同様、手に汗握る第2レグになることを期待しましょう。
◆Stuttgart
0-1
Chelsea
相手のオウンゴールでもらった1点をがちがちに引いて守り切る戦い方を、イギリスではカテナシオと呼ぶという話を聞いたことがあります。シュツットガルトは、何となく北欧的なスタイルを感じさせる、あんまりドイツっぽくない4-4-2。サッカーの質では明らかに上だったし、ここで消えてしまうのはちょっと残念な気がします。
◆Real
Sociedad 0-1
Lyon
ここもアウェーチームがオウンゴールで1-0勝ち。印象の薄い試合でした。■
Posted: 木 - 2月 26, 2004 at 02:37 午前